真琴の横顔を見つめる俺。 ガキの頃から、ずっとこいつは俺の隣にいる。 俺が10歳で両親を亡くした時、 『たけるは、ひとりじゃないよ。あたしがずっとそばにいるから』 そう言って、葬儀の間ずっと俺の右手を握りしめてくれていた。 まだ8歳だったお前に… 初めて恋というものを知った。 お前は俺にとっての、 初恋だ。 そして、その想いは… 今も変わらない。 お前が… 真琴が好きだ…。