「どう?味は?」 「すげー美味い!さすが絵里だ。あいつとは違ってさすがー」 やば…。 俺、何言おうとしてんだ? 絵里の表情が曇る。 くそ。 俺って、まじ最悪。 自分自身を殴ってやりたい。 絵里は、その気持ちを察したのか、話しを反らすように笑顔になった。 「健、いつ帰国したの?」