10年後も…〜song for you〜


返事に困って黙り込んだ。



返す言葉もなく、無言でいると、




『風邪ひいてるんでしょ?昨日、遅くまでギターの練習してたから…』




風邪??



『解熱剤の空を見つけたから、熱があるんじゃないの?』






そっかぁ…そういうことか…




ホッと胸を撫で下ろした。






「…ああ、まーな。少し熱っぽかったけど、薬飲んだら良くなった」



『そう。でもまたぶり返えさないように、おとなしく家に居たら?』



真琴が心配してくれている。






胸が痛む…





ごめんな…














嘘ついて、ごめん。