返事に困って黙り込んだ。 返す言葉もなく、無言でいると、 『風邪ひいてるんでしょ?昨日、遅くまでギターの練習してたから…』 風邪?? 『解熱剤の空を見つけたから、熱があるんじゃないの?』 そっかぁ…そういうことか… ホッと胸を撫で下ろした。 「…ああ、まーな。少し熱っぽかったけど、薬飲んだら良くなった」 『そう。でもまたぶり返えさないように、おとなしく家に居たら?』 真琴が心配してくれている。 胸が痛む… ごめんな… 嘘ついて、ごめん。