「金は…焦って返さなくていいよ。金ないと困るだろ?アメリカ行く前、整備の仕事辞めたろ?」

俺は、祐樹の言葉を黙って聞く。

「これからどーすんだ?バイトしながら生活すんのか?いつまでも真琴ちに居るわけにもいかないだろ?アパートだって、前住んでたとこ引き払ってんだろ?」



押し寄せる質問の嵐…。



祐樹は、やっぱいいやつだなぁ。




こいつが俺を心配してる気持ちはよく分かる。





真琴の次に付き合いが長い、俺の一番の親友で、ライバルでもある。






お前にだけは、話すべきなのか?





祐樹…





俺はどうすればいい?