「はぁー?健のやつ朝からここにきてたわけ!?」


そう言った祐樹くんはコーラをがぶ飲みし、コップを激しくテーブルに置いた。


さっきうちの店に来た祐樹くんは、健くんが昨日ここに来たことを教えるとカウンター席で、愚痴垂れて居る。


「なんだよーあいつ。冷てえよ。親友の俺より、桐谷さんかよ」

「いや、それは違うと思うけど…」


祐樹くんって、こんなカンシャクを起こすタイプだったっけ?


私が黙って聞いていると、


祐樹くんはコップを差し出した。



「おかわり!」

「はいはい…」