「ちょ、大丈夫?」 「わりー」 健の両肩を抑えて、顔を覗き込む。 健は、目が合うとフッと笑った。 「腹減って、力が出ねー。なんか食いたい」 夕方、カップ麺を食べていた健を思い出した。 あれから、何も食べてないんだ…。 「コンビニ寄って帰ろうぜ」 健は、身体を起しサッと歩き出した。 何よ。 心配して損したじゃん…。