「そうだ晴人くん!あたし、行きたいとこあるよ!」 なんかちょっと、モヤモヤしてきたから、私はとっさにある場所を思い出した。 「どこ?真琴の行きたいとこ?」 私は、ニヤリと笑った。 「よし、次は絶対打つ!」 行きたいとこというのは、昔よく健や祐樹くんと来てたバッティングセンター。 私は、ワンピースという似合わない格好のまま、バットを構える。