グラウンドの太陽



「あれ、日向のチームメイト?」
「そうらしいよ。あの、茶毛が新井くんね」

茶毛。
今日向と話している人か。


ん!?
「話し聞いてたの!??」


「うん」

何のためらいもなく、すんなり言った千夏。


「あの人たちも聞いてたよ。泣きながら」