グラウンドの太陽



日向が私から離れて言った。


「だって、日向帰って来ないから、胴上げ出来なくて…」
「ここに来たわけ」



「お前らなぁ……」

呆れる日向。


「ごめんね。止めたんだけどさ」

私の隣には、いつの間にか千夏がいた。