千夏にも聞いたけど、千夏は静かに頷いた。 その後のことは、覚えていない。 それからしばらく経っても、日和は目を開けなかった。 俺は何度か日和の病室に行った。 その内、日和を見るのも辛くかった。 日和が苦しんでいたのに、俺は何にも出来なくて。