俺にとっては、絶望に近かった。 麻痺と言うことは、動かないことを意味していた。 もう、野球が出来ないんだ―――。 暴れ出したかった。 でも、俺の体はそんなことを出来る状態ではなかった。 俺はしばらく、面会を拒否して、飯も食べなかった。