グラウンドの太陽



“桜葉高校”


その名を聞いて、胸が弾んだ。
ドキッとした。



HRみたいな授業が終わり、私はすぐに千夏の元へ行った。



「千夏。私も全校応援行きたい!!」
単純な気持ちだった。

「はぁ!?」

千夏はすぐに反抗的態度をとった。
あたりまえだけど。

「何で!?」

何でって、
――――アイツに会えるかもしれないから。