お嬢様の仰せのままに。




「沙凪」

「ん?」

「またこうやって遊ぼうな」

「…うんっ」


その言葉が、本当に嬉しくて。

素直に頷いた。



―・・・



「お帰りなさいませ、お嬢様、颯様」

「ただいま」

「ただいまっす」


大量の戦利品を抱えて、
階段を上ろうとするあたしと颯。


「あの…お嬢様、」