二度と来ない夏



「何やってんの、姉ちゃん。」

本当に驚いていた。

「和希君ね、千夏にお礼言いに来たんだよ。

昨日のオムライスについて。」

「あっ、千夏さん、オムライス

ありがとうございました。

とても美味しかったです。」

「和希君、敬語じゃなくていいよ。

同い年なんだし、呼び捨てにしなよ。」

そういう千夏は君付けだが

自分の事は棚に上げて言った。

「それじゃあ千夏も

俺の事呼び捨てにしなよ。」

千夏はにこっと笑った。