僕が来た日の夜ご飯は オムライスだった。 あの気難しそうな寡黙な老人が まさか孫に合わせてオムライスを 作るなんて思わなかった。 そのオムライスが 祖母が食べたいものじゃないことぐらい 先程からオムライスを気味悪そうに じろじろと眺めているのから 十分に察する事が出来る。 「・・・それ、おいしいのかい?」 俺はすでに半分以上食べていた。 「はい。・・・絹江さんは 料理が上手いんですね。」 実際オムライスはとてもおいしかった。