【メイド服が落ちていた】 「……え、何これ」 その正体に気が付いた瞬間、驚いた私は思わずその場に立ち尽くした。 いや、だって……メイド服だよ!? いくらバレンタインデーだからって……そんなもん、普通は道に落ちてないよね!? 『これは……私、どうすればいいんだろうか』 無視するべきか、交番に持っていくべきか。 ……メイド服を? 「……うーん」 それもなんだか違うような気がして、小さく唸っていると…… 「………おはよ」 背後から、声をかけられた。