何故なら、さっきまで普通に動いてた梨乃ちゃんが、虚空のある一点を見つめたまま ビキッ!! と固まっているから。 『……銅像みたい』 素晴らしい固まりっぷりにそんな感想を抱きつつ、梨乃ちゃんの目線を追って後ろを振り返る。 と、そこには。 『向井先生ぇ〜!!』 『オス!!これは日頃の感謝の気持ちッス!!』 『私トリュフ作ったの〜!!』 なんだか騒がしい人込みが、校門へと近付いてきていた。