ツッコミ所の多すぎる西山の言動に呆れた私は、一つため息をつくと
「………はい、チョコ」
「やった!!ありがとう!!」
とりあえず、両手を上げて喜ぶライオンにチョコを押し付けて
その場を立ち去る事にした。
……まぁ、西山へのツッコミについては心配ない。
この学校には、西山の彼女である『ツッコミ姫』こと藤野美姫ちゃんがいるしね。
西山へのツッコミは、全て彼女に任せるという事で……。
そうして私は、
『おは……ってうわぁ!?何してるんだ翔太ァァァアアア!!』
『あ、おはよー美姫っ』
『普通に挨拶する前に、そのライオンの着ぐるみを脱げぇ!!』
『えー?美姫のためにワイルドな男を演出したのにー』
『ワイルドの意味が間違ってるよ馬鹿!!そしてライオンは男である前にオスだから!!』
『ちぇーっ。じゃあ脱ぐよー』
『うん……って、なんで着ぐるみの下にグレイタイプ(宇宙人)のタイツ着てるんだ!?
そして制服はどうしたぁッ!!』
聞こえてきたボケとツッコミの嵐に背を向け、自分の教室へと向かったのだった。
→37ページへ

