『よし、乗ったな』
私はそう確信すると――…
「さぁ!!ツンデレな神無ちゃんが見たいなら!!このチョコを受け取って下さい!!」
そう言うと、押し売りよろしく裕也さんに私のチョコを押し付けた。
そして、押し付けられたチョコをしっかりと握り
「ぃよっしゃぁぁぁあ!!俺はやるぜぇぇえええ!!」
雄叫びをあげながら走り去っていく裕也さん。
……さすがシスコン。気持ち悪いを通り越していっそ清々しいな。
なんて考えながら、
『……よし。無事にチョコを一個渡せたぞー』
私は私で、足取り軽くその場を後にしたのだった。
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