「裕也さん、これを受け取ってください。
そして、帰ってきた神無ちゃんに言うんです、『お前のクラスメイトから貰った』と」
「……は?」
「まぁ最後まで聞いてください。
いくら反抗期な神無ちゃんだって、いつも自分にベッタリな裕也さんが他の人からチョコを受け取ったとなれば、少なからず動揺すると思うんです」
「………ほほぅ」
「すると神無ちゃんは意地を張っていた自分を反省し、
『に、兄ちゃん…コレッ』
と、頬と耳を真っ赤に染めつつそっぽを向いてチョコを手渡しする神無ちゃんフラグが発生!!」
「な…なんだと!?」
私のテキトーなシミュレーションに本気で興奮し始める裕也さん。

