そちらを見れば、私が握っているチョコの箱があって。 「あ…は、ハッピーバレンタインです!!」 ようやく当初の目的を思い出した私は、ゆきなちゃんにチョコを差し出した。 「……いいの?」 「うんっ!!」 「ん…ありがとう」 ゆきなちゃんはそう言うと、口元を少し緩めてお辞儀した。 ……それを見て、私は 「……ふ、ふぉお…っ!!」 仏頂面クラスメイトの貴重な笑顔を見れた事に興奮して、顔を真っ赤にしてしまったのでした…。 →20ページへ