「…俺がしたいからしてるだけ」 「…えっ?」 「………いやか?俺に何かされるの」 い、いやだなんて………! 「そんなことないよっ…!本当に、感謝してるもん」 「そうか」 …兄が死んだ日以来、 男子とあまり話さなくなった時も、 真琴くんだけはいつも私に話しかけてくれた。 そんな真琴くんにいつのまにか心を開きかけようと している自分がいる。