「廉くん、お願い…。光を助けてあげて…」 楓は優しい奴なんだな。 「光、普段は明るく振る舞っているけど…、本当は今もつらい想いをしているから…」 廉は楓の頭の上に手を置いた。 「楓は良い友達なんだな」 「…ううん、私…光に何も出来なくて」 「その気持ちだけで充分だと思うよ?」