………………。 …寝てるのか? まだ八時だぞ。 こんな早くから寝るなんて子供かよ…。 まぁ、いっか。 加奈の部屋から離れようとした時………。 〜ガチャ〜 と、扉が開く音がした。 「…?」 「………お兄ちゃん」 加奈は、今にも泣きだしそうな顔をして 廉を見つめていた。