「…そんなに会いたいなら中に入ってみなさいよ」 「えっ…?」 「ま、あんたにとってここは危険かもね」 危険………?? おばさんは、スタスタと薄暗い店の中へ 入って行った。 -…行くしかない。- 息を一息飲み込み、 少しずつ足を前に出した。 「………っ」 廉は、こんな所にいるんだ。