真琴は、毎日図書室へ通い始めるようになった。 「藤谷くん、いらっしゃい」 「…オススメの本はある?」 「オススメは…」 光は、数冊の本を机の上に置いた。 「ミステリー小説なんだけど、結構人気の本なんだよ!」 「…ミステリー」 「いやだった…?」 「いや、読ませてもらう」