高一になったばかりの春、 人と関わることが嫌いだった俺は 図書室で一人読者をしていた。 「真琴くーん、一人で何してるの?」 …しつこく絡む女。 うっとうしいな。 その場を離ようとするが、 その女子は俺にくっついていて 中々身動きが出来なかった。 「ねぇ、真琴くん。あたしね、真琴くんのこと好きなんだぁー?」