「…本気で言ってんのか」 「…当たり前じゃん」 そう言って、廉は喫茶店を出て行った。 …めちゃくちゃすぎる。 真琴の腕の上に、雫が何滴か落ちた。 「………光」 ………泣いていた。 顔をくしゃくしゃにして子供のように。 こんな光の姿、見たくない…。 「………光」 名前を呼ぶことしか出来ない。