指先で紡ぐ月影歌





きっと無意味に人の血が流れるだろう。


それを阻止するために動いた俺たち。

そして標的-ソレ-が目の前にいる。


近藤さんを筆頭に俺と平助、総司それから奥沢・新田・谷・武田・浅野・安藤の十人で片っ端から見回って見付けた当たり。


躊躇う暇なんて、あるわけない。


全員で顔を見合わせた後、近藤さんの声とともに一気に突入した。


一度戦場に身を任せてしまえば、戦闘は避けたいと思っていた気持ちは何処へやら。

響く刀の交わる鈍い音に、体の底から燃えたぎるものを感じた。


俺も大概左之と変わらねぇな、とか思ったっけ。

あいつもこういうの好きだからな。

本人が自覚してるかどうかは知らねぇけど。