それから一週間、月火木金の部活を終え、あたしは身も心も疲れ切っていた。 日毎に親密さを増す、山上とあたしの関係。 極自然に交わされる言葉。 触れる手。 毎夕、山上の家で晩御飯をご馳走になり、家まで送り届けられるあたし。 お母様には「咲ちゃん」と呼ばれるに至り。 あたしも何故か「お母さん」と呼んだりして。 引くに引けない状況にはまりつつ、はっきりしないのは山上の気持ち。 あたしはあんたの何なのさ?!