叫び出したくなるほど怖くて、その場から1ミリも足を動かしたくないとさえ思った。 足がすくむことなど、これまでに一度だってなかった。 『怖い』とか『欲しい』とか、抱いてはいけない感情を抱いてしまったのだとすら気付けずにいた。