そういえば明日は持久走大会だなぁ
「昴、明日頑張ろ~」
「お前1位とれよ」
「無理に決まってんじゃん!薙捺とか千穂とかいるんだから!」
「まぁ頑張るけどさ!」

【麗は俺と昴どっちが好きなの?】
【篤志に決まってるじゃん、どうしてそんなこと聞くの?】
【最近昴と仲いいから】
【そっか、ごめん】
【いや、大丈夫】
【明日持久走大会だね!】
【頑張ろうね】
【うん!じゃあまた明日ね】
【バイバイ】

―当日―
「ね、心寧!男子の応援行こ!」
「いいよ!じゃあ萌愛達も連れてく?」
「だね!じゃああたしゆき呼んでくるね?」

「昴~頑張って~」
「篤志~後ろいるよ~」
「ねぇねぇ、篤志の顔めっちゃ赤い!」
「アハハ、マジだ~」
「みんな、初めから赤い人なのもう忘れた?」
「そうだった~ ちょ~ウケる!」
「とりあえず応援しよう?」
「頑張れ~」
「悠太が一生懸命走ってる~」
「お腹の肉がぁ」
「アハハハ、マジヤバイ!」
「ゆうたん頑張れ~」
「諦めるな~」
「あ、そろそろ戻るぅ?」
「だね」

「1位、沖矢昴さん 2位、黒澤蓮於さん 3位、真島篤志さん」
「おめでと~」
「表彰式は後にありますので片付けをして下さい」
「はい」
「麗ありがとね」
「うわぁ、あうん」
「良かったね、メダル」
「うん」
「あたしなんか遅いからしかも6位だし」
「でも頑張ったじゃん」
「そうだね、ありがとう」
「じゃあまた」


「ね~聞いてよ~」
「なんだよ」
「篤志にさぁ俺と昴どっちが好きなの?とか言われたんだけど~」
「マジ?ていうかなんで俺なの?」
「最近仲いいからだってよ」
「ふ~ん。で、なんて言ったの?」
「一応篤志って言った」
「一応ね~」
「だって本当は好きじゃないもん! 実際には嫌い」
「うわ~ 可哀想」
「は?」