「琉哉、寿葵と昴ケンカしたみたい」
「まぁ仲いいからすぐ仲直りするだろ」
「そうかなぁ?」
あたしは、カップルが減少してるからそのまま別れないか凄く心配…
「仲直り…できるといいね」
「うん」
昴に聞いてみよ。
【昴へ 寿葵とケンカしたんだってね。いつも仲いいのにどうしたの?】
【もう聞いてるんだ。たいしたことじゃないから大丈夫】
【ほんとに? 何かあったらあたしが力になるから言ってね?】
【ありがとう】
【でも別れたりしないよね?】
【分からない】
【そっか。早く仲直りできるといいね!!】
紙で会話してるけど、話しやすいかも!!
これがあたしと昴のメールの始まり。
これを機会に、昴とは紙で会話することが多くなった。
【寿葵にやり直そうって言っといて】
【分かった!! その前に別れてたの?】
【まあね】
【まあねって… とりあえず伝えとくね】
あたしは何も聞いてない… 最近寿葵と琉哉が話してるのを少し聞いたけど…
「寿葵!! お前いつの間に昴と別れてたの?」
「ん~ ごめん」
「いいんだけど、昴がやり直そうだって」
「うん」
「返事早っ!!」
寿葵と琉哉が最近よく話してたのは昴のこと? それとも…
それはないか… だって琉哉はあたしと付き合ってるんだもん!! そんな訳ないよね…?
琉哉? あたしね、今はもう琉哉が大好きなんだよ?
他の女子と話してるところを見るだけで傷付くって… いい加減もう気付いてほしい。 でもそれって大袈裟かな?