「何ってー?うーん。簡単に言うと理事長やってる!」

「…あ、そ。」

「それだけ⁈愛羅から聞いたくせに!そーゆーとこ変わってない!」

「変わるわけないでしょ。バカじゃねーの。てか、早く教室。」

「ぶぅー。…分かったよー。」

本当に空にぃか?笑
こんな人だったっけ?

ピンポンパンポーン

「えー。1ーS 担任。石黒先生ー来てー!」

なにその呼び方。
ふつー。なんか脅すのかと思った。

コンコン

「失礼します。」

「入ってー。この子が転校生!」

「よろしく…」

「よろしくお…」

「美羅⁈(玲⁈)」

「ピンポーン。見事なハモりだね。」

な…なんで玲が。アメリカ行ってたんじゃ…

「なんですかこれ!」

「仲良く頑張って。はい!ばいばーい。また暇なら来なよ。」

「うん。」

「ちょ…」

玲無視されてやんのー笑
ざまぁ。
ちなみに玲は私のお兄ちゃん達の友達なの。私もよく遊んでもらってた!

「友達…つくれよ」

空にぃがそんな事をつぶやいていたなんて私は気付かなかった。
ううん。無視した。
友達なんていらないし。裏切るだけのものなんだから。所詮友達なんて…。
自分を信じればいい。人は信じない。そう決めたんだ。あの日から…

てかね、あのね。
今歩いて10分はかかってるの。
どんだけ教室遠いわけ⁈