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「えぇ?!あなたが、人間のリク?!」
リクから説明を受けたにも関わらず、桃杏は目の前に居る男の子がリクだと信じられなかった。
今は夜。
本当にリクは人間だったようだ。
「だからそう言ってるだろ」
リクはそう桃杏に言う。
もう3回は言っている台詞だ。
「あ、ごめん。ちゃんと理解はしてるよ。でも…」
桃杏は自分を見つめるリクを見た。
「こんな、格好いいとは思ってなかった、から」
桃杏は視線に耐えきれず目を逸らす。
そうなのだ。
人間のリクはとても格好いい。
黒い髪は昼に言っていた桃杏以上に綺麗。
瞳も髪と同様漆黒であり、男のくせに長いまつげ。
鼻筋も通っていて、唇は薄く綺麗な形だ。
桃杏は、女の自分より綺麗な肌を見て少し自分が情けなく思えた。
桃杏がリクの観察をしていると、
―…ぼぼぼっ!!
リクの顔が真っ赤になった。
