俺は隣で寝ている桃杏を見る。 「…これ…は、ゆめだ……むにゃ、」 寝言か。 桃杏からすれば、今この状態は夢を見ているのと同じくらい驚くことなのかもな。 自分勝手だとは思っている。 俺が呪いを解きたいが為に、無関係な桃杏をメロランドまで連れて来た。 桃杏が優しくてよかった。 もしとんでもない奴をメロランドに呼び寄せてしまったら、メロランドを乗っ取られる危険性だってあった。 大袈裟に聞こえるかもしれないが、異世界の住人を呼び寄せると言うことは、それ程危険なことだったんだ。