愛をください。




そう叫んだあと、あたしの目から涙があふれた。


「最低――……」


あたしは制服のすそで涙を拭うと、屋上のドアを一気に開けて、走り出した。


走りつづけた。


利希くんの顔、一瞬見たとき、すごく悲しそうな顔をしてた。






















教室に帰ってきて、彩華に近づいた。


「麻耶、おかえり―…って、どうしたの麻耶!?」


「彩華…うぅっ…」


彩華を見たら、なんだか涙腺がまた緩んできて…。


あたしは、彩華に泣いてる理由を話した。


休日に利希くんが梨華ちゃんといたこと、さっき屋上で言い合いをしてしまったこと…。


「それで…ケンカっ…しちゃってっ…」


「うん、うん…」


彩華は相づちをしながら、あたしの話を聞いてくれた。