愛をください。




次の日。


いつもは利希くんと一緒に学校に行くけど、気まずくて先に行った。


結構早めに着いてしまって、自分の席に座ってボーッとしていると。


「麻耶っ!」


息を切らしている利希くんがあたしの名前を呼んだ。


「利希……くんっ…!」


するとグイッと腕を引っ張られて、そのまま利希くんはどんどん歩いていく。


「ちょっ…待ってよ利希くんっ」


あたしの話なんか聞いてくれなかった。


連れてこられたのは、屋上だった。


「なんで先行ったんだよ?」


……っ!


あたしはなにも言えなくて俯く。


そんなあたしに利希くんは近づいてきた。


「なんか言えよっ…!」


あたしの頬に利希くんの手が触れそうになった。


嫌っ!


パン!