「それってさ…」
利希くんは、あたしに近づいてきた。
「ちょっ…ちか…!」
顔が火照るあたし。
「嫉妬?」
「ーーっ!」
図星をつかれた。
恥ずかしすぎて、どうにかなっちゃいそう…!
こんな嫉妬深い女の子でごめんなさい…!
「ふーん…」
利希くんが嬉しそうに、頷いた。
え…?
なんで嬉しそうなの…?
「ごめんな」
そう言って、あたしに軽くキスをした。
「ひゃっ…!」
不意打ちのキスに、びっくりしてしまった。
「はははっ!麻耶の反応はいつ聞いても初々しいよね」
あたしは嫉妬してるっていうのに、こんな余裕なんて…!
あたしだけ余裕なくて、なんか情けないよ…。
「ありがとな」
え…?
利希くんはお弁当を食べ進める。
なんで、ありがとなんだろう…?
