「お~い、麻耶?」
「………」
「麻耶ってば~」
「………」
あたしは、利希くんになにを言われても無視を続けてお弁当を食べる。
あたしのことに気づかないで、他の子と仲良くしちゃってさ…。
利希くんと付き合ってるのは、あたしのはずなのに…。
ただ、話しただけっていうのはわかってるけど、あたしの心の中のモヤモヤは消えない。
「あたしのことすっぽかして、他の子と仲良く喋ってたくせに…」
つい、口が滑ってそう言ってしまった。
あたしはすぐ口を抑える。
言っちゃった…!
嫌な子だって、思われないかな…?
利希くんの様子をうかがっていると、利希くんはなぜかニヤリと笑った。
え……?
