昼休み。
いつもあたしのクラスに迎えに来てくれるんだけど、今日はなぜか来なかった。
なにか、用事でもできたのかな…?
あたしは、利希くんのクラスに行くことにした。
利希くんのクラスに行くと、利希くんと知らない女の子が楽しそうに喋っているのが目に入った。
そりゃ、同じクラスの子とは嫌でも接点はあるだろうけど…。
あたしの心の中がモヤモヤする。
あんまり、中良さそうに話さないでよ…。
利希くんがあたしに気づいた。
利希くんはその子と離れて、あたしのところに来た。
「ごめん、行こうか」
あたしは何も言わないで、いつもご飯を食べている屋上に向かった。