そして保険委員会が始まり、仕事の説明などをして保険委員会は終わった。


「はぁ~、疲れた!」


「お疲れ」


外を見ると、けっこう暗くなっていた。

「もう暗くなってきたね~」


「そうだな。送っていこうか?」


「えっ!いいよ、そんな。悪いし…」


そんなことより、彩華にバレたらと思うから。


彩華にバレたら、なにをされるか、たまったもんじゃない。

「でも、けっこう暗いし、女の子一人で歩いてちゃ危ないでしょ?」


う…

この優しさを断ることができなくて、ついにはあたしが折れた。


「じゃあ…お願いしようかな…?」


「うん!」


絶対、彩華に会いませんように…!



そう願って、あたしたちは学校を出た。