次の日からあたしへのいじめはなくなった。
みんながあたしに昨日までとは違う、笑顔で話しかけてきた。
嬉しいけど、これが本当の笑顔なのか。
不安で仕方なかった…。
そんな笑い声の溢れる中、一人で机に伏せている女子がいた。
沙羅だ。
自業自得。
今の沙羅には、その言葉がピッタリだった。
影で沙羅の悪口を言ってる子もいる。
その日沙羅は、一人で過ごしていた。
「沙羅、一人になったね」
昼休み。
突然言われた彩華の言葉。
今日は彩華とお昼を食べている。
「……そうだね」
「ざまぁみろって思うんだけど、なんか罪悪感残るんだよね…。前まで仲良かったからかな…」
