「うん!ちょっと休みたくって!」
笑顔で対応するあたしたち。
「あたし飲み物買いに来たんだ!沙羅、彩華が一人で寂しくしてそうだから、相手してやって!」
「うん、わかった!」
「ごめんね、ありがと沙羅!」
沙羅と別れて自動販売機の方まで走った。
お金を入れてボタンを押す。
「はぁ…」
つい、ため息が出る。
二人とも、楽しそうだったなぁ…。
じわりと目に涙が浮かんできた。
なんで…?
あたしはやっぱり、利希くんのことが好きなのかな…?
利希くんのことを考えると、こんなに胸が痛むなんて…!
あたし、気づいた。
やっぱりあたしは、
利希くんが好きだ。