「なに、赤くなってんの?」
ニヤリと、湊くんが笑った。
そ、湊くん…?
クイッと、顎を湊くんの方に向けられた。
「っ…」
「今さ、好きな人いるの?」
「えっ…?」
なんで、そんなこと聞くの?
「いないけど…」
「ふーん…」
すると、湊くんは立ち上がった。
「引き止めて悪かったな。ありがと」
うっかり見とれてしまいそうな笑顔を残して、湊くんは立ち去った。
「なんだったんだろう…?」
まぁ、いっか。
あたしも立ち上がり、部屋の方へ歩いていった。
確か、ここだよね。
ドアを開けると、彩華はテレビを見ていて沙羅は読書をしていた。
なんと個人的な…!
もっとみんなで遊んでろや!
