赤い月 終


「うさぎィィィィィィィ!!!」


「ひゃ?」


景時はうさぎに抱きついた。
というより、もはやタックル。

不意をつかれたうさぎは、景時と縺れ合って床に転がった。


「俺、頑張るから!!
波動拳でも、螺旋丸でも、三日でマスターするから!!
絶対、歩いてねェェェェ??!!」


必殺技ナメんな。


「な… な?
そんなに重要な道なのか?」


組み敷かれてもがきながら、うさぎが声を上げる。


(ん?
うさぎ、なんか騙されてる?)


景時が顔を上げると、視線の先にはニヤニヤ笑う秋時と薫。

どうやら踊らされているようだ。
俺も、うさぎも。

でも、乗っかっとこ。

なんたってうさちゃんは、『約束は違えぬ』人だしネー!


「景… 放せ。」


「いーやーだー」


「いい加減、退け。」


「グハっ」