赤い月 終


目の前で堂々と悪巧みが行われているようだが、妄想ワールドにトリップしている景時は気づかない。

だって、うさぎと二人キリ…
夢のようじゃん、二人キリ…

修行生活、バンザイ☆

俺、死ぬまで修行する!


「景時。」


本気で涎を垂らしはじめた景時を、うさぎが現実世界に引き戻した。

ヤバい、ヤバい。
コレじゃさすがに嫌われちゃう。

慌てて手の甲で口元を拭うが、緩みきった頬まで隠すことはできない。


「なぁに? うさちゃん。」


景時はトロっトロに蕩けた笑顔をうさぎに向けた。


「此の地に戻る日が来たら、妾は『ばぁじん・ろぉど』を歩いてやろう。」








ナンテ?

景時は笑顔を浮かべたまま硬直した。

ドコを歩くって?

『ばぁじん・ろぉど』って?

バージンロード‥‥‥