赤い月 終


「そんな…」


「じゃあ、コイツは…」


秋時と薫が青ざめ、景時を見つめた。

いやいや。
そんな目で見られても。

どーすりゃイイの?

オロオロしながら視線を泳がせると、うさぎに辿り着く。

彼女は真摯な眼差しで、景時を見据えていた。

ナニカの前触れのような沈黙。

景時は緊張の面持ちで生唾を飲み込んだ。

コレはもしかして… アレか?


「景時。
そなたは己を知り、己の力を知り、それを使いこなす必要があるのじゃ。」


(やっぱり?
修行編突入!的な?)


2年後、シャボ○ディ諸島で!的な?

景時はガクリと項垂れた。

赤い髪と一緒に、細い角がフルフル揺れる。

や、ワカリマス。
全てにおいて、ご尤もデス。

でもさー…

俺コレ、無人島送りとか?
土蔵に閉じ込められたりとか?

だって、ヒトと接触しちゃマズいンでショ?

寂しーンデスケド?!
病んじゃいマスケド?!



うさぎとも、会えないの…?