赤い月 終


白い手を薄く染まった頬に当て、伏し目がちに口元を綻ばせて…


「…
そうじゃな。
その… すまなかった。」


「「「…/////」」」


一様にゆでダコになった野郎三人が、素早く視線で会話を交わす。


(なんだ? コレ?
うさちゃん、可愛さ増してねーか?)


(てか、たぶんコレ、この人の素。)


(まじで?
景時… 益々苦労すンな。)


ヤなコト言うなよ。

でも… そーカモ。

この無防備な笑顔。
このあどけない仕草。

無限に死ねる。

寄ってくる虫も、後を絶たないだろう。

もう…
ほんとにドッカ閉じ込めたい…


「ありがとう、秋時。
では、遠慮なくなんでも言わせてもらうとしよう。」


溜め息を吐く景時をよそに、うさぎは晴々と微笑んだ。