赤い月 終


って、


「違ェだろぉぉぉぉぉ??!!」


叫びながら立ち上がった景時は、引ったくるように秋時からうさぎを奪い返した。

ナニやってンの?
ナニやってンの? まじで。

うさちゃんは、俺ンだよ?

ジジィと夫婦とか、あり得ん!!

景時がキっと睨みつけると、秋時は空っぽになった両手を見下ろしていた。


「細ェのに、柔らけェ…
っ?!
あー…
良かったな、景時。
うさちゃん戻ってくれて。」


殺気に気づいた秋時が、愛想笑いを浮かべて景時の肩を叩く。

景時は目一杯頬を膨らませて、もう触らせるものかとばかりに、細いのに柔らかいうさぎを腕の中に隠した。

全く…
油断も隙もねぇよ。